カルシウム不足の実態
カルシウム不足というと、身体の中のカルシウムが足りないかのように
感じるが、事実はその反対で「体中がカルシウムでいっぱい」という状態
が、カルシウム不足の実態なのです。
カルシウムというものは、体内ではそのほとんどが骨と歯にあるべきもので
その他の部位にはほとんどあってはならないものなのです。
ところがカルシウムが不足すると、骨や歯からカルシウムが溶け出し、血管に
カルシウムが溢れ出す.。
これが血管や関節、その他色々な管に沈着し、セメントのようにあちこちを
硬くしていき、動脈硬化を促進し、動脈瘤や静脈瘤、関節の変形、胆石や
尿道結石などを引き起こすのです。
つまり、骨のカルシウム量が減少することが、カルシウム不足症状を招くのです。
ということは、いくらカルシウムを摂って、それが腸から吸収されたとしても、骨や
歯に沈着しなかったらどうでしょうか? ただカルシウムの摂取量ばかりを多くする
という考え方は危険なことなのです。
更に詳しく知りたい方はこちらをクリック、カルシウムパラドックス
.
カルシウム不足を起こす真因
カルシウム不足は、体内のカルシウム量が足りないために起こるのではなく
カルシウムが骨や歯から溶かし出されることによって起きることが分かりました、
では、なぜカルシウムが骨や歯から溶け出すのでしょう。
骨や歯からカルシウムを溶かしだす最たる要因は、白砂糖とリンの摂り過ぎに
あります。(白砂糖とリンは体内に入ると体液をはげしく酸性に傾けるため、その
中和のために骨や歯からカルシウムが多く溶け出すのです。)
つまりカルシウム不足は、カルシウムの摂取量が足りないためではなく、白砂糖
を多く含む、菓子やジュース類、そしてリンを過剰に含む、加工食品やクスリ、の
摂取によって起こされることの方が大きいのです。
いい例がアメリカで、彼らは日本人の平均摂取量の二倍のカルシウムを摂取
しているにもかかわらず、骨粗ソウ症人口は日本よりはるかに多いのです。
反対に中国は日本と同じぐらいの摂取量なのに、骨粗ソウ症の人はほとんど
いないのです。
またシュウ酸やマグネシウムなどの、いわゆる、アク、を多く含んだ食品の摂り
過ぎも、カルシウム不足を招く原因になる。
これはマグネシウムがカルシウムを追い出し、その位置を占領してしまうためです。
(身体をアルカリ性にするのはマグネシウムも同じなのだが、マグネシウムの場合
病的な体質を引き起こしてしまう)
ただアクをよく抜いて緑色の野菜を食べることはは身体が求めている葉緑素を
摂ることになるので、アクをよく抜くということが大切です。
(葉緑素は赤血球のヘモグロビンと同じ構造をしていて、健全な赤血球を造る
のに必要不可欠なものです)
サプリメントの宣伝で、マグネシウムは身体を強くし、基礎代謝を高めるのでもっと
摂りなさいと宣伝してますがどうなんでしょう。
日本の火山灰の土壌で取れた作物はアク抜きをしなければ食べられないほど
マグネシウムが多いのですからちょっと疑問です。
このことを知るまでは、私も患者さんにマグネシウムを勧めていたことがあるので
怖いことです。
(もちろんマグネシウムも身体に必要なミネラルですが取りすぎは良くないという事)
骨の強化に欠かせない、日光浴と重力
食事から摂ったカルシウムが腸から吸収されるためには、活性化されたビタミン
Dが必要であり、それは適度な日光浴によって得られる。
さらに、吸収されたカルシウムが骨や歯に沈着されるためには、骨や歯に十分
な圧力がかかることが必要です。
つまり、適度な運動や肉体労働、硬い物をよく噛んで食べるといった習慣が、
丈夫な骨や歯を作る上で欠かせないことなのです。
以上のことをまとめると、食事はアク抜きした緑黄色野菜、海藻、ナッツ類、
骨食をし、白砂糖を含む食品や加工食品はセーブして、また適度な日光浴と運動
もすることが、骨を強化し、ひいては体力、自然治癒力を高めることになるのです。

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